書籍「怒らない禅の作法」を読んで少し人生が変わったので紹介します!

どうもマサキングです。
今回は枡野俊明という住職のかたが書いた「怒らない禅の作法」という本を読んだ感想とその後の生活の変化を書いていきます。
著者である枡野俊明さんはお寺の住職をするだけではなくて他にも様々な活動を精力的にやっているかたなんです。
まず庭園デザイナーとしても国内外で高い評価を得ているだけでなく、多摩美術大学の環境デザイン学科の教授も務めているなんだか凄い人。
他にも2006年『ニューズウィーク』で❛世界が尊敬する日本人100人❜にも選出されている住職の枠を超えて評価されています。
今回紹介する「怒らない禅の作法」以外にも多数の書籍を出版されているので興味のあるかたは是非読んでみてくださいね。
そもそもこの本を読むキッカケっていうのが僕が離婚する前の一番精神的に辛かったからでした。
これまで本を読む習慣はほとんどなくてたま~に小説なんかを買って読むくらいで頻度で言うと半年に一冊読んだらいい方なぐらいのペース。
でもその当時はとにかく自分の考え方だけでは到底消化出来る感情量では無かったので近くの図書館に行っては心を落ち着けれるような本ばかり探していました。
明治維新の偉人の伝記だったり論語や老子の本を読んでみたり(ほとんどの本が難しすぎて断念したけど苦笑)西洋哲学の本を読みかじったり。
その中で一番しっくりきたのが「禅」の考え方でもともと無宗教の僕にもすんなりとしみ込んできたような感覚はありました。
この本に出合う前は怒るという感情に心を任せていた
この本の良い所はなんと言ってもその❛読みやすさ❜にあって堅苦しい説明とか理解の難しい禅問答は出てきません。
禅の考え方を現代の生活に当てはめて分かり易く書かれているので抵抗なく読むことが出来るんです。
僕は元来自分の中に感情を溜めてしまうタイプで人前で怒りの感情をあらわにすることは滅多に無かったんですけど心には確実に怒りは溜め込んでしまうタイプ。
感情の処理の仕方が分からず同じことでも一日中頭の中で考えては自分で自分の怒りを捏造するよな事を繰り返してました(*_*)
やがて怒りはそのまま持ち続けると性質が徐々に変化して恨みに変わっていってしまう。
恨みを晴らすには復讐しかなく復讐は別の怒りを呼び込む呼び水になる...
そんなサイクルに自分を当てはめているとどんどん心が貧しくなっていって例え外見だけは取り繕っていたとしても他の人目から見たらどこか心からは信用の出来ない人間に映るんでしょうね。
まさに僕がそうでした。
図書館でこの本を見つけてあっという間に読み目から鱗の対処法を知る
あまりのも僕にとっては気づきが多すぎる内容だったんですけどそのなかでも一番衝撃的で核心をついている言葉が
なんだか怪しい呪文みたいですけど簡単にいうと「妄想することなかれ!」という意味で、単純に過ぎ去ってしまった過去やこれから起こる未来の事をあれこれ妄想するなという意味があります。
人が生きているのは❛今この瞬間❜だけなので余計な事を妄想しても心がざわつくだけ。
しかし本質はもっと深い所にあって禅の基本的な考え方である物事を二元的に考えてあれこれ思い悩みなという事にも繋がっています。
物事の二元化とは「いい・悪い」「成功・失敗」のように物事を二元化 して考えてしまう事。
人と自分を比べるから優劣の感情に苦しめられる。
そうではなくて人は誰しも自分で判断基準は決める事が出来き自信を持って堂々と自分の選んだ道を歩いていくのだ。
今の現状に不満があるとすればそれは自分の責任でありこれから先をどうするかも自分次第なのだ。
甘えや依存するのでなく自分の道を歩け!と少々厳しくもぐっとくる言葉です。
これは本の中の一ページ分くらいの内容です。
もっと知りたいというかたは是非手に取ってみてくださいね(・´з`・)
実生活の変化
はっきりいって誰しもがこの本を読んですぐに劇的に心が入れ替わって聖人君子のような人間になる事はないです。
僕だってそう。
結局離婚はしてしまったし今でも怒りの感情が出ないわけではない。
でも今までの自分とは明らかに変わっていることは実感してます。
何故なら今は怒りの感情に対しての対策や心の保ち方を知っているからです。
この本だけでなく西洋の心理学の本やEQ(心の知能指数)の本なんかも興味が出てきたので読んでいると共通点の多さに驚きます。
宗教が違ったり人種が違えど人間が人間らしく生きる為の『根っこ』の考え方はおおかた同じなのかな?なんて生意気に考えたりしちゃいます。
そんな考え方を知り少しずつですが自分の考え方とか行動落とし込んで生活してると周りの人の僕に対する接し方が変わってきているのは感じます。
それは僕がまず話し方や態度を変えたからなのか以前よりも好感を持って接してくれる人が増えました。
私生活に関しては初めての一人暮らしという事で多少?荒れているのでこれからきちっとした生活リズムを作る事も課題の一つです。
まとめ
人間はなかなか変わらないとかよく言いますけどそれは本人が変わろうとしていないだけです。
現状維持は最も自分にとって居心地がいいからわざわざ変える必要性が出てくる場面は少ないかもしれません。
僕も何もなければ自分から変わろうなんて思いもしなかった。
その意味では僕は本当に良い機会に恵まれたと信じているしこれからもいい風に変わり続けていくつもりです。
今回は以上になります!
ありがとうございました!!