名著「人を動かす」を読めば人は動かすことができるのか?

どうもマサキングです。
ぼくは離婚をきっかけにして、今までの自分の対人関係のありかたについて考え直すことが多くなりました。
それと同時に飲食業界からIT業界への転職もしており、今までの仕事での経験が全く通用しない環境にどうすればうまく馴染むことができるのかも考えておりました。
学歴もない今の自分がまず取り組むべきことはなにか?
まず思いついたのが兎にも角にも自分のコミュニケーションスキルを向上させて、対人関係をスムーズにすることがなによりも大切だということ。
そこで世界的な名著である「人を動かす」をオーディブルというサービスで購入しました。
【読書の習慣を身につけたい人必見!】挫折せずに生活の中に溶け込ませる方法はコレ。
ページコンテンツ
人は動いたのか?
実際に本の中の方法を実践してみて効果があったのかというと、ありました。
それも割と面白いほどに効果的なものもいくつかあったので、本書の力は本物だと思います。
でもそれって実践するのが難しいテクニックばっかりじゃないの?という声も聞こえてきそうですが、全くそんなことはなく逆にそんな当たり前のことでいいの?ということが多いです。
そして同時に気づくことがあるのですが、自分が普段の生活の中でいかにその当たり前のことができていないのかを客観的に気づくことができる本でもあります。
実践してみた方法
ぼくが実践して効果を実感した方法としては以下の3つがあります。
- 相手の興味のあることを話題にする
- 相手のしてほしいことをする
- 相手の話をさえぎらずに最後まで聞く
一見当たり前のことのように思えるのですが、これをしっかりと意識して実践するだけでもかなり効果が期待できます。
まず人が一番大好きなのは紛れもなく自分自身です。
いやいや私は自分に自信が持てなくて自分のことが嫌いだよという人でもその時点で、全て自分に目線が言っています。
相手の話を最後まで聞く。
なので誰かと話をするときに思わず、自分の話したいことばかりを話してしまい、相手が何か喋ってもすぐに割り込んだり、その話に対する自分の考え方を押し付けてしまいがち。
そうではなくてまずは相手の喋りたいように喋ってもらうことが大切です。傾聴力というのでしょうか?
これが案外難しい。
相手のしてほしいことをする。
大人になり、仕事だけの人間関係なんかだと特にそうですが、優先順位的に自分がしたいこと、してほしいことを優先して行動するようになります。
これは相手も同じ。お互いがそういう感情で向かい合ったらうまくいく話もうまくいかなくなるということは容易に想像ができますよね。ここも逆転の発想で、みんながそう思っているからこそ相手のしてほしいことをするのが効果があるのです。
相手のしてほしいことばかりを優先していると自分が損したような気分になるかもしれませんが、心配いりません。
その理由としては心理学の「返報性の法則」が働くからです。
返報性の法則とは
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。
出典:ウィキペディア
しかも自分が人にしてあげたことよりも、相手からの見返りのほうが大きくなることも珍しくないのです。
相手の興味のある話題を話す。
仕事でもなんでもそうですが、まず自分の話したいことを話すのではなくて、相手の話したいことを話してもらうように会話を持っていく。できるなら相手の興味のあることを前もって調べておくくらいでも良いのかもしれません。
まとめ
子供の頃におじいちゃんやおばあちゃん、親から言われたことがあるかもしれない「当たり前のこと」を実行するとものすごい効果を発揮するということを、具体的な実例をたくさん紹介しながら丁寧に書いている本です。
もちろん当たり前のこと意外にもたくさんの叡智が詰まっている良書ですが、ぼくのような凡人にも勇気をもらるポイントがあります。それは学歴が高いとか偉い地位についているからといって必ずしも皆が人として成熟しているわけではないという事実でした。
頭の良さや特殊なセンスなど、生まれ持った力があるのも確かです。
しかし「当たり前のことを当たり前にする」ことは、いくつになってもいつからでもできると思いませんか?
この本は人に気持ちよく動いてもらう知恵だけではなく、読む人に勇気を与えてくれるということも身を持って体感しました。
是非、ご興味を持たれた方は一読してみてください。
ぼくはオーディブルで聞きましたが、書籍も購入しようと思っています。
やはり書籍のほうが気になる部分だけをさっと流し読みするのに向いていますし、下線を引いたりマークをつけるにも便利です。
以上になります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。