書籍『スタンフォード式 最高のリーダーシップ』はリーダーとは何か?以外にも大切な事を教えてくれる。そのポイントを5つ紹介します!

どうもマサキングです。
今回紹介する「スタンフォード式 最高のリーダーシップ」という本は読破したのはかなり前になるのですが、正直中身が濃厚過ぎて自分にはどのようにして読書から得たエッセンスを記事にしたらいいのか皆目見当がつかずに本棚に寝かせていました。
というか正直半分諦めてもいました、、、苦笑
しかし学の無い僕にとってもこの本は凄く面白く、為になりましたし心理学の要素がふんだんに盛り込まれていて人の心の事を知るにも凄く役立つ内容が盛りだくさんでめっちゃおススメです!!
今回はその中からリーダーシップについては勿論ですが、日々の生活の中でも仕事でも役に立つポイントを5つ紹介して書いていきたいと思います。
集団心理と現状維持バイアス。
集団心理ってなんとなく聞いたことがある用語ってだけで特に意識するものでもなかったんですが、どうも今回この本を読んで無視できないものだと実感しました。
知らなかったらその心理状態の中に自分がいても分からないですし、なぜそうなるのかなど考えもせずに困惑したりイライラしたりといたずらに感情に振り回されてしまいかねない。
心理学を多少なりでも知っていたら周りの人間関係の見方が変わりますし何よりも自分の中に余裕ができる、そこが一番の利点ではないかと思っています。
僕自身ももともと勉強もせずに本なんかも読まなかったんですが、心理学や哲学についての本を少し読むだけでも随分と世界を見る目が変わりました。
なにも分厚い本格的な専門書を読む事はなくて入門書的な優しい内容のものでも十分な実感が得られると感じています。
自分や近しい人、世間一般の価値観等の考え方や常識を信じてそれに自分も沿って生きていくのが当たり前だと信じてしまいがちなのを変えるには心理学って本当に面白い!
職場でも当たり前のように決まっているルールなんかに疑問をもってそれを会議などで発言すると、逆に注意されたりする。
例えみんなが何となくおかしいと思っていても昔からのルールだからといって無条件に受け入れて変化を拒む、このモヤモヤした状態は何なんだろうとずっと疑問に思っていましたがそれは「現状維持バイアス」が働いているからでした。
でも現状維持バイアスは全くの悪というわけでは無く人間のDNAに刻み込まれた本能のようなものだと知ると面白いし中々変わろうとしない集団の事も納得できます。
太古の昔、生き永らえるためには、大雨も降らず、獣に襲われることもなく、「昨日と変わらない今日」を同じように迎えることが最良の策だった頃の名残だ。
自己を知って、他者を知る。
人の気持ちを知る時に、自分の中の当たり前の価値観を基準に考えても答えは出ませんよね。
その結果として相手のことが理解できずに自分の中に不満の感情が溜まっていったりそもそもその人の事を理解しようとすることを諦めてしまう。
他者のことが理解できない原因をその人のせいにすると元も子もないし、それは自分の価値観を狭める事になってしまうんです。
でも人のことを理解しようとする時にまず知らなければならないことは、己を知ること。
そしてただ知るだけではだめで僕自身の実体験からするとさらに“自分を好きになる”ということが一番大切なことであると気付きました。
なにか現状に満足がいかない、対人関係に不満があるなど誰でも抱える問題ですが、その問題を解決できるのは自分しかいません。
今の状況に甘んじて身をおいているのもほかならぬ自分自身です、そして勇気を持って今を変えていけるのも自分しかいないのです。
「自分を知らないと、人の事も深く理解できない。だから自分を知って、その知識や経験から他者を理解できるようになりなさい」
チェスター・ピアス博士
変われると信じることが第一歩。
自分を信じるとか、絶対に人は変われるとかそんな事を熱く語られても実際の所はそう簡単に信じる事はできません。
信じる所か胡散臭くも感じてしまいませんか?
僕もそうでした。
色んな自己啓発の本なんかに必ず出てくる用語であり、聞こえも良くて無条件に信じてみたくなる。
でもいつも己の中の常識がその純粋な信じたいと願う心を邪魔していました。
努力や根性で無ければ人は変わらない、まして今まで勉強すらろくにしてこずに何かに対して一生懸命努力した事すらない自分にはそんな変わるという可能性すら無いと本気で信じていたんです。
でも違いました。
科学的にも証明されているというのは本の中で初めて知りましたが、大人になってからでも変わろうと思えば変わることが出来る!!
自分に自信持てなかった僕にはとても勇気のもらえる事実でした。
fMRI(磁気共鳴機能画像法)が開発され、成人の脳であっても「環境」「行動」「思考パターン」「感情」によって、身体的にも機能的にも「脳が変わる」ことがわかったのだ。
リーダーとは古来、「背中を押す人」
今まで体育会系の上司がいる職場ばかりだったせいもあるんですが、リーダーというのは圧倒的な強さを見せて部下を率いるものだと思っていました。
そして部下の方もとにかく上司が言ったことには無条件で従うべきだと。
でもそれで上手くいくのはそのリーダーが誰もが認める実力を持っていたり、強烈なカリスマ性がある場合に限り有効。
上司がそういうタイプでなくただただ役職に対してみんなが従っている場合は、チームや職場に不信感が溜まっていく一方な気がします。
それは上司が部下を評価する目よりも、部下が上司を評価する目の方が何倍も厳しい為に起こってしまう現象です。
しかしみんなかみんなカリスマ性のあるバリバリ仕事が出来る人ばかりではないですよね。
リーダーといっても様々なタイプがあると思います。
とにかく役職がついてるから偉い、無条件に従う又は従わせるという一つの型にハマらずに自分や職場の状態は合わせたリーダー像とはなんなのか?
僕は自分の性格的にトップダウンでバリバリチームを引っ張っていくというよりかは、みんなで一眼となって目標に向かって進んでいきたいと思うタイプだったのでより今回の本の内容はしっくりときました。
「理想のリーダーとは、みんなに『リードされている』と感じさせない人だ」
老子
感謝は「しまくる」くらいがいい。
これは職場のみならず日常生活のなかでもかかせない事ではないかな?と痛烈に感じます。
何気ない親切に“ありがとう”の一言が自然に言えるか言えないかはその後の人生を大きく作用するとてつもない要因の一つではないかと思うんです。
一見当たり前のような事を素直に謙虚に受け止めて、感謝の言葉を口に出して伝える。
誰かに感謝されて嫌な気分になる人はいませんよね。
そしてさらに感謝の感情は伝染し、その人からまた別の人へと連鎖していく。
今まででも意識的に感謝はするようにしていましたが、その効果は予想以上に大きく自分だけではなく周りの人まで幸せにする。
そんな誰でも使える魔法のような言葉それが「感謝」の言葉なんです。
「本当に助かります、ありがとうございます」などと言葉や態度ではっきり感謝を表す集団では、まわりの人を手伝ったり助けたりする人の割合が倍増したというのだ。