【やる気を引き出し、人を動かす】リーダーの現場力を読んだら、すごくワクワクした。

どうもマサキングです。
リーダーの一番の悩み。それは自分の部下にいかに気持ちよく働いてもらえるかではないでしょうか。
結局はなんだかんだいって活き活きと働くことが一番組織を成長させる秘訣のように感じます。
とはいえぼくはまだ現時点ではリーダーでも管理職でもないのですが(もうすぐなる予定です)ずっと誰かの下で働いてきた身としては、リーダーの力の大切さは十分に理解しているつもりです。
さて早速ですが、今回紹介する迫俊亮さんが書いた「やる気を引き出し、人を動かす リーダーの現場力」は今リーダーをしておられる方から、今リーダーを目指している方までにとにかくおすすめ!!
是非このブログを読まれて興味が出られた方は手にとってみてくださいね。
ページコンテンツ
現場理解がないから見下す
見下している意識があるから、どんどんマイクロマネジメントになる。
そうするから現場のモチベーションが上がらない。
これは調理師からカスタマーエンジニアになって、現場に出て作業することが増えたので特に共感できました。
上位の会社がいくらきれいな理想の計画を立てていても、現場でそのとおりに進むことはほぼありません。
予期せぬトラブルも普通におきます。
その中で生産性という数字だけをみて厳しく管理されると現場からは不満が噴出します。そういった現場をたくさん経験してきました。
リーダー目線で考えるのではなく、あくまでも現場からの目線でどうしたらこのプロジェクトはうまくまわるだろうかという意見を積極的に聞いてうまいやり方を教えてもらうくらいでないと、仕事はうまく回らない。
どうしても人は自分よりも立場の低い人に対して偉そうになってしまう。
でもそうなるのはどんな愚か者にもできる。そうではなくて立場が上で責任があるポジションにいるからこそ、働いてもらう人にしっかりと敬意をはらいまずはその人達に信頼してもらえるような言動を心がけたい。
いくらロジカルシンキングがうまくても相手を動かせなければ戦略は実行できない
リーダーに必要なのは、自分と違う考え方や感じ方にも積極的に寄り添い、信頼を構築する能力。
これにはグサッとくる。
どうしても管理職やリーダーの思考というのはロジカルであればあるほど、正解のように感じていたからだ。
でもそうじゃない。自分はもともと感情で動くタイプでロジカルシンキングが苦手なことに一種の劣等感を感じていた。
しかしこの本を読んで少し救われた。いくら机上や頭の中で考えたロジックが完璧でもそれはあくまでも自分の中の価値観。
現場や人によってはなんとなく正しそうに感じる理論でも全く噛み合わないことも少なくない。
それに何よりも名著「人を動かす」の中でデール・カーネギーが言っているように議論で人を動かすことはできないのだ。
リーダーとはフォロワーがいる存在である
この映像はぼくが個人的に大好きでTEDのムーブメントの起こし方という動画です。
本の中にも何度も”信頼”という言葉が出てくるのですが、まさに部下からの信頼がなければこの動画のように初めの1人として踊りだしても誰も反応してくれません。
リーダーは初めに勇気を出して踊りだす必要があるのも確かですが、組織の中ではある程度信頼を築いて置かないと何を言っても周りのメンバーは白けたままでちっとも動いてくれないというサムい自体になると思うのです。
これは自分でも書いていて身にしみるのですが、相手になにかしてほしいときはまず相手のしてほしいことをしなければ人は動かいないという事実を理解しないといけません。
短所は、直すのではなくチームで補えばいいのだ
リーダーや管理職は優秀だからそうなれたのです。
だからいきなり自分とおなじレベルを部下に求めるのは間違っています。
それに人の能力は実に様々で得意もあれば不得意も当然ある。だからこそ短所は直すのではなく、その人の持つ素晴らしい長所を伸ばすことにリーダーは注力するべきだということをこの本で学びました。
それにそうした方が実際に組織としてもうまくいく事実もあるようです。今の時代は仕事の外注もものすごくしやすくなったので、思い切って社内に足りないと思う能力は外の力を頼ってもいいのかもしれません。
コミットメント。
これは読んで時のごとくです。
その組織や集団の中で信頼してほしいと思うのなら、覚悟を決めて自分の「本気度と覚悟」を周囲に示す。
正直この部分に関しては一番自分に足りない部分だと薄々気づいています。
この覚悟がないままで理想ばかりを語るのは口だけ星人になってしまう。まさにぼくはその瀬戸際にいます。
しかしこの本を読んで改めて何が足りないのかという部分が明確になったので、これから本気度と覚悟を見せて行きたいと思います!!
リーダーは自己成長なんて考えなくていい
これはかなり意外な部分でした。自分のなかのリーダー像はとにかくストイックに自分も成長を追い求めるタイプの人だと思っていたからです。
大切なのは「自分がやりたいかどうか」ではなくてどうしたら現場の力をもっと活かせるか、どうしたら現場の人が楽しく活き活きと働くことができるかだけを考えていればよかったんです。
そうして自分以外の誰かのことを少しでもよくしたいと思いながら行動していると、知らない間に立派なリーダーになっている。
というか周りに立派なリーダーに育ててもらえている。
この世で一番強い力は誰かのためになにができるかを真剣に考えたときに生まれるのですね。
それに今の世の中の仕組み的に誰かのために動いていると勝手にお金もついてくるようになっているみたいですし、これは即実践していくしかない!そう思えた思考法でした。
社会学的想像力
社会学的想像力。。。名前からして難しそうですよね。
これは簡単に言うと組織の中で何かミスをした人がいるとしてもその人を攻めるのではなくて、その人がミスをしたのは組織としての仕組みに問題があるのだ。と考えます。
本の中の一文が一番わかり易いので引用すると
原因は、「人」ではなく「社会」にある。その社会の「仕組み」にある。
ということです。
視野を高く持って組織レベルで原因探しをするイメージですね。
お客様と同じように社員をフォローできているか?
失敗した社員をみんなで袋たたきにする。
そういう悲しい風土を作りたくないですよね。
お客様と同じように社員をフォローできるかはもはや、リーダーや管理職の人間力も大きく関わってくる内容だと個人的に感じました。
失敗しても本人に全責任がいかないような受け皿の設定、本人のやる気を引き出せる制度作り、そして信頼関係を日々構築する努力を怠らないこと。相手を無条件に信頼する。
うーん、とっても難しそうですね。笑 でもこれくらいしないとフォローしているとは言えないと思っていて、ある意味社員に自分のファンになってもらうくらいの気持ちでいてちょうどいいかもしれません。
この部分は自分がリーダーとなったときの最重要課題となりそうです。
頑張ろ。
まず最小単位で理想の状態を作る
圧倒的な成功例を作ってみんなの固定概念の壁を打ち崩す。
これは実際に自分の社長に提案してみようかなと本気で思っているほど、素晴らしいアイデアだと思っていて、しかもそれを成功させている会社があるというのもとても素晴らしいことです。
組織をもっと良くしたいと普通に考えたら、大きな策を考えて一気に改革していこうと思うのが普通なのですが、そうではないところがすごく面白い。
まずはアツい心を持った社員数人で小さな、しかい強力な炎を灯し、その炎を周囲に伝染させていく。
想像しただけで震えますね!!
確かに大多数がネガティブな意見や考えを持っている組織だとそこに1人の熱血漢が出ていっても圧倒的な数の差で負けてしまう。そうではなくて小さくてもいいからすぐには消えないアツい炎を灯す。
これは是非自分がリーダーになったときに実践していきたいと思いました。
さて今回はこのへんでおさらばしたいと思うのですが、この本の内容をもっと詳しく知りたいと思った方は是非一度読んでみてください。めっちゃおすすめです。
ちなみに今ならamazonのKindle Unlimited で無料で読めます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。