大人になってから勉強したり、自分を変えようと努力するのは遅いのか?これは考え方が逆でした。

どうもマサキングです。
自分がかなりの世間知らずのまま大人になってしまい、その事を自覚できずに実に様々な苦い経験を沢山しました。
その中で最も自分の価値観を全てリセットしないといけないような出来事があり、それが起こったのが僕が30歳を超えてからのことです。
人生には何度か今まで生きてきた人生を全否定されるようなことが起こります。
でもその出来事が大きければ大きいほど、その時にどんな風に考え行動していくかでその後の人生の道筋に大いに影響してくる大切な分岐点になりえます。
そこで気づきを得て自分を変えようとするのか?自分の価値観やプライドに固執してまたどこかで同じ過ちを繰り返してしまうのか?全ては自分次第です。
今回参考にさせていただいた書籍はこちらになります。
この本はかなり科学的な視点から日頃の脳のパフォーマンスに焦点を当てていて、専門用語もかなり出てきます。
ただかなり読みやすい文章やキャッチーなイラストがふんだんに使用されているのでめっちゃ読みやすい本でした。
そして何よりも驚いたのは最新の脳科学で証明されている事を、俗にいう【成功者】の人たちが実践していたという事実です。
さらに大人になってからであろうと脳にはまだまだ無限の可能性がある!とハッキリと断言してくれるこの本には非常に勇気がもらえました。
各章の最後には今回読んだBRAINDRIVENの中から特に印象深かった一文を引用していきます。
大人になってからでも親からの影響は計り知れません。それがよい影響ならいいのですが、もし少しでもモヤモヤしている方がいればこちらの記事も読んでみてください。少しはお役にたてると思います。
ページコンテンツ
新しい事に挑戦するからこそ、モチベーションがあがる
これもなんだか普通の考え方と逆な印象を受けますが、普段から新しいことに触れたり新しい感性で物事を感じることが新しい事を学ぶモチベーションになる。
普通に考えると自分の知らない未知の知識や経験をするから、そこにワクワクや好奇心が生まれてモチベーションに繋がると思ってしまいます。
ぼくもそもそもその時点から認識がずれてしまっていました。
新しいことに沢山触れて実際に経験をすることで、今までの自分の記憶の中にはない沢山の成功や失敗を経験します。
ただ新しい経験を沢山するといっても普通に生活している中で見つけるのは難しいよ!って感じる方もいらっしゃるでしょうが、
それは「新しい挑戦」のハードルを上げすぎです。
もっともっとハードルを下げて小さい初体験をしてみましょう。
いつもと違う道を通って帰宅してみるとか、普段絶対買わないお菓子を買ってみるとかそういうことでも立派な経験です。
普段の最適な選択と違うことをあえてするので沢山の小さな失敗を経験すると思いますが、それがいいんです。
その失敗を失敗で終わらせずにそこから学びを得て成功への栄養素に変換する癖を付ける。
普段からそういう思考回路になるように意識をすることで、大きくて難しいチャレンジにも前向きに望む姿勢が生まれます。
認知的柔軟性が高い人が、ものごとを継続することができ後日成長する人となる。
大人だからこそ結果よりもその過程に目を向ける
アメリカの教育者であるウィリアム・スミス・クラーク博士の有名な名言があります。
【少年よ、大志を抱け!(Boys be ambitious!)】
誠に素晴らしいお言葉なのですが、これは少年に向けられた言葉であって中年にはそのまんま当てはまらない言葉です。
もちろん大志を抱くなというわけではなくて、大人である私達はもうすでにある程度人生経験を積んだ状態から新たな事に挑戦したり自分を変えようと努力しようとしているわけですよね。
それのなにが問題なのかというと既にある程度固まった成功や失敗の基準が自分の中に出来上がってしまってるという点です。
例えば35歳の普通のサラリーマンの人が「わたしは今から宇宙飛行士になるんだ!!」と固く決心するとします。
もちろん不可能ではないと思いますが、過去の経験則からその目標はウルトラC級の難易度だとは自分でも気づいている。
その状態で目標達成だけに注力しすぎると、すこしつまずいただけで現実と目標の落差の大きさに絶望し、簡単に諦めてしまいやすくなってしまうんです。
目標達成ももちろん大切ですが、日々の過程にも目を向け、毎日コツコツと努力して頑張っている自分を全力で自分で認めてあげて最大限のねぎらいを送りましょう。
高い目標、ゴールのイメージにワクワクしつつ、段階的な目標やゴールも設定し、以下に自己のできた部分、成長した部分に向けられやすくするのかという工夫も重要だ。
苦痛をたしなみ、根拠のない自信をもつ。
正直この本を読んでいて1番グッときた言葉でした。
ただ誤解してほしくないのですが、これはぼくがドMだからではありません。笑
苦痛と書くとネガティブな印象を受けますが、新しいことを勉強する、挑戦する、自分を変えるために努力する、これらを達成するときに苦痛が全くないわけがないんです。
むしろ苦痛が全くないというのは何も変わるつもりがない現状維持をしている状態です。
さらに残念?なのが大きな目標ほど達成に伴う負荷は大きくなりますよね。
苦痛を投げ出したくなるのは当然の反応ですが、何か壁にぶつかるごとに投げ出していたら成長などできません。
そこは発想の転換といきましょう。
目標達成を絶対に成し遂げられると根拠のない自信を持ち、未来の自分を信じて思い切ってその苦痛を受け入れてしまいます。
誰かに命令されていやいや我慢して目標を達成した時の気分と、どんなに辛くても自分なら必ずできる!!と前向きに苦痛や辛さを受け入れたのちの目標達成した時のどちらが爽快かは想像に難しくないですよね。
そして一度苦痛を受け入れた先に大きな喜びや達成感があることを知ると更なる挑戦に挑んでやろうという気持ちにも繋がり、どんどんと成長できる正のスパイラルに突入することができるようになっていくのです。
ぼく自身も最近ではあえて少し厳しい環境に身を置いたり、難しい方の選択肢を選んでいた時に感じていた気持ちいい感覚は間違いではなかった事をこの本は教えてくれました。
本当の意味での根拠のない自信は、リスクを認識し、それでも不安の感情を抑制したうえで、ポジティブな要素、可能性、夢、妄想を描いて前を向ける高等な脳の機能だ。
モヤモヤする感覚は絶賛脳内工事中の証!!
大人になってから勉強を始めると学んでいる内容がなかなか子供の時のようにはスムーズに頭に入ってきません。
ぼくは高卒で働き始めてから、30歳を超えるまで全く勉強してきませんでした。
だからこそこの勉強している内容がいつまでたっても全く覚えることのできない感覚は身を持って経験しています。
その後に自分の可能性を広げるために思い切ってプログラミングスクールに通ってみたときもそうでした。
テキストの中の単語が理解できなすぎて頭がぼーっとしてくる感覚は、ストレスが掛かりすぎて頭が真っ白になってしまう時の感覚に近いものがあります。
そして頑張って覚えた単語や用語を思い出した時に感じるあのモヤモヤ感とそういうクリアではない時は大概思い出したいことが思い出せない現実。。。。笑
思ったとおりに学習が進まないとどんどんとモチベーションが下がってしまい下手をすると、諦めてしまうということにもなりかねません。
実はこの頭に霧がかかったようなモヤモヤした感覚はとても大切なことだということだったんです。
なんと脳みそは2歳を境にして普段使わない神経ネットワークであるシナプスを刈り取っていくようなのです。
子供の時に物覚えが良いのはまだこの神経細胞同士を繋ぐシナプスを多く持っているので、学習が早いのも当然の事。
反対に大人は普段使わないシナプスを刈り取られまくったあとの状態からスタートするので、まずはそのシナプスをもう1回作り直す所から初めないといけない。
この知識の定着の為に神経細胞を繋ぐ道を新たに絶賛工事中の状態は、同時に非常にエネルギーを使う。
そのことがモヤモヤの主な原因。
モヤモヤする感覚があるのは、学習している証拠。違和感や葛藤と同じように、モヤモヤも成長の証と捉え楽な気持ちで受け入れてほしい。
自分の価値観や固定観念はいくらでもアップデートできる
自分の周りの環境や世界はすぐには様変わりすることはありません。
でも今この瞬間から変えることができるものが1つだけあります。
それは自分の世界の捉え方です。
人間の脳はデフォルトで悪いことやアラ探しをするように設定されているようです。
その基本設定のまま一度しかない人生を終了してもいいのか?
そうではなくて普段の生活の中からでも自分からいい情報や、希望や、チャンスを見出すように意識を変えていくか?
どちらが有意義な人生を過ごすことができるかは言わずもがなですよね。
意識を変えると脳みそがそれに即した状態に脳の神経をつなぎ直してくれるのはさっきも書きました。
確かに子供や若者にはそのスピードは劣るかもしれませんが、自分が何かを勉強したいと思えば何歳からでも遅くはありません。
勉強だけではなくて性格や価値観も、同じ。
何かを勉強しよう、変わろうと思った時点ですでに変わり始めているんです。
あとは自分を信じて根拠のない自信を持ち、今よりもより良い未来へと進んでいくだけです。
今回の記事で書いたこと以上に沢山のポジティブな内容が、しっかりとした科学的根拠に基づいて書かれていますので気になった方は是非BRAIN DRIVEN読んでみてくださいね。