【大字・小字】初めてのデータ入力の仕事で、住所を入力する時に気をつけるポイント。

どうもマサキングです。
今回は住民票などからPCのソフトに住所などを入力していくタイプのデータ入力をする時に注意するポイントを解説します。
既に知っている方には当然の常識かもしれませんが、日本には江戸時代から続く特有の地名があります。
その地名というのが、住所に混じって記載される「大字」や「字」の文字のことです。
読み方は【大字】は(おおあざ)、【字】は(あざ、もしくはこあざ)で、記入例としては
「○○市大字○○」又は「○○市大字○○字○○」
のように馴染みのある住所の間に挟まれて使用されます。
かくいうぼくも30歳を過ぎてIT業界に転職してから、初めてデータ入力のお仕事を経験したのですが今回解説する制度について全く知りませんでした。
これからデータ入力の仕事を初めてするよという方もこのポイントさえ抑えておけば迷うことが少し減るのは保証します。
住所の記載の中に【大字】や【字】という文字が含まれていた場合
よくあるパターンでお客さまが自分で記入した住所と住民票の住所が違うということが起こります。
この時は単純に書き間違えがほとんどなのですが、まれに住所の中に【大字】や【字】の文字が追加で記載されている場合があります。
実はこれはどちらも間違いではなく、正しい表記なのです。
そこで1番問題になるのは大字や字は省略しても問題はないのか?についてですが結論からいうとしないほうがいいです。
住民票に大字の記載があり、お客さまが書かれた手書きの履歴書などには省略されている場合はそのままお客さまが書いたとおりに登録しても問題はありません。
しかしあえてデータ入力の際に省略するということはしないほうが良さそうです。
ちなみに大字や字が住所のどの部分に入っているのかといいうと、
県→市→区→町→大字→字→番地
の順番になります。
もう少し分かりやすく書くと、
例)青森県 南津軽郡 藤崎町 大字 藤崎 字 西村井8-2
のようになります。
パット見ただけでも少しややこしいのですが、住所によっては本来の住所と混ざってしまい判別が難しくなることもありそうですね。
住所をどの程度まで省略しても良いのか?については日本郵便の公式サイトでより詳しく説明されています。
まとめると
最後になりましたが、ポイントをまとめるとこうなります。
- 手書きの住所と住民票の住所のどちらかに大字、字の文字が含まれていなくても基本的には問題ない
- 省略することは可能だが、あえてする必要はない
- 全ての住所に当てはまるものではなく、合併や区画整理によって住所から消えてしまっている地域も沢山ある
特に都市部ではあまり見かけなくなってしまっている表記なので、仕事などを通じて初めて見る方も割と多いかと思いますが、江戸時代はこの仕組を使って市町村を管理し、年貢などを徴収していたようなので歴史は古いのです。
普段はあまり気にしないことでも少し深堀りすると、壮大な歴史の物語が隠れていてとてもおもしろいですね。
ということで今回は以上になります、最後まで読んでくださりありがとうございました!!