【30代男性向け】色々なしがらみが増えてきてなんだか苦しい人にオススメ!読むと心がスッキリする本。

どうもマサキングです。
今回紹介する本は中野善壽さんの【ぜんぶ、すてれば】という書籍です。数日前に書店に行った時に表紙の印象があまりのも強くて即購入してしまいました。
人間は歳を重ねるごとに思うように生きにくくなってしまうと感じています。
それはなぜなのでしょうか?
一番の原因は日々の生活で自然に増えてくるモノや人間関係が本来の自分の考え方や生き方を変化させていくからだと思っています。
もちろん良い影響を与えてくれる事も沢山ありますが、適切な取捨選択を自分の判断ですることが大切なポイントです。
私自身の事を少しだけ振り返ると2年前に離婚を経験してリアルに全てを失いました。
- 「可愛い子どもとの生活」
- 「一戸建ての家」
- 「車」
- 「犬(かわゆい柴犬)」
- 「家財一式」
- 「家電一式」
- その他、、、、挙げればキリがありません
残ったのは自分の衣服と数冊の本、扇風機一台だけでした。
しかしだからこそ今までの価値観や考え方をガラリと変えられるきっかけにもなったのです。
本の内容もまさに私がそうでありたいと思う人生観そのままで、すでに実践している内容も多少なりとも含まれていました。
それでは早速本の内容で心がスッキリするポイントを書いていきますね。
ページコンテンツ
今日が全て。
本の冒頭の最初と最後の文に作者の思いが全て出るというのを何処かで聞いたことがあります。
この事を思い出すほどこの本の初めのページで出てきた内容が濃厚でした。
大げさではなくてこの2ページで全ての内容を網羅していると感じました。どんなツライ過去があってもどんなに大きな夢を思い描いていても実際に生きているのは「今日」です。
もっと突き詰めて言えば「今この瞬間」なのでしょうが、そこまでいくとかなり達人の域なのでまずは自分の中の視点を過去や未来ではなくて今日に集中するだけでかなり人生が豊かになってくるのかなと感じます。
過去は決して変えることはできないし未来は今日の積み重ねの結果でしか無い。
捨てる以前に、持たなくていい。
私の場合は完全にこの逆をいってしまいましたが、結果的には一度所有物をほぼ全て無くすことでいかに自分が無駄なものを持っていたのか身を持って知ることになりました。
なので本当に1から家電や家具を揃える事になった時もなるべく無駄なものを購入しないように意識しながら買い物したものです。
その時意識したポイントは一人暮らしとはいえ安すぎるモノを買わない、少々高くてもいいから品質や使い勝手のよいもので長く使える事を意識して買い物しまいした。
これまで家電などの買い物でもコスパ重視で安いものをとりあえず購入して、結局性能が悪すぎたりとか使い勝手がいまいちであったりして買い直すことが多かったからです。
そのたびにもう使わなくなったモノが家の押入れなどに溜まっていきました。
その教訓もあって今は必要最低限もものしか家にはありません。
今1Kに住んでいますが、メインで使用する部屋に置いてあるものはテーブル一脚、PCデスク、ノートPC、本棚、服を15着ほど掛けれるハンガーラックだけです。
ソファーはもちろん、クッションすら置いていません。あるのは家でも座禅ができるように購入した座蒲という専用の座布団だけですね。(この座蒲は高さがそこそこあって少し硬めの座布団のようなもので、くつろぐには全く適していません)
キッチンのスペースの方には冷蔵庫や食器棚などは置いてますがそれ以外に余計なものは置いていません。
初めの頃こそモノが少なすぎてソワソワしますが、人間というものは大概の状況にはすぐに適応していくものです。
私はその最低限しかモノを持たない生活を実際に2年以上続けてある事に気づきました。
自宅に必要最低限のモノしか無いと、生活が質素過ぎてなんか寂しくないの?と思われがちですが(実際に友人にも何度か言われました)実は真逆なんです。
ものが少なくて常に家の中がスッキリしているので余計なことに集中力を奪われることが激減し、本当に自分の人生を豊かにする事に集中できるようになりました。
人付き合いを捨てる。
いやいや、、何言ってんだ?ってなる気持ちは痛いほど分かりますが、一人で絶海の孤島で世捨て人になるのがよいとは本にも書いていなかったです。
この部分も凄く読んでいて共感できたし、その時点でものもとかなり少なかった交友関係もほぼ全て断ち切っていた私からすると凄く勇気付けられた部分でもありました。
何故私が友好関係を断ち切ったのかというと、自分の交友関係に夢を語ったり未来について語り合える仲間がいない事に気がついたからです。
そして悲しい事実ですが本当に友達が少なかったので連絡帳のデータを親以外全て消す作業はすぐに終わりました、、、笑
仕事を辞めてプログラミングスクールに通い真剣にエンジニアへの転職を考えた時に、これから自分は関わる人間も自分で選んでいこうと決意しました。
馴れ合った友達ではなくて切磋琢磨して共に成長出来るような仲間と繋がっていきたいという決意の現れです。
そしてこれはその連絡先などを削除した友人がどうこうという問題ではなくてあくまで私自身が決めたことなので、誰が良いとか悪いの問題ではありません。
人生の航路はなりゆき。
この部分はまだ正直自分の人生で実験中の部分です。
色々な本の中でなるようになるという表現が使われますが、頭ではそうなのかな?と思っていても実際に納得できるようになるには自分の人生でそういった類の経験をしたときですよね。
私も最近はやっと自己肯定感も少しは高まってきたのか悲観的な感情にとらわれることはかなり減ってきました。
そして少し自分の人生について強気に出れるようになってきたので今現在大きな挑戦をしています。
その大きな挑戦とは貯金も無い状態でほぼ勢いでそこそこ給料の安定している仕事を辞めて、全くの異業種であるエンジニアに転職しようと企んでいることです。
現在はスクールは卒業していて、就活の際に使用するポートフォリオ(自分で制作するアプリケーションで技術力の証明になる)を作成しています。
大きな挑戦と言えるのは僕は最終学歴が高卒でそこから15年間調理師として厨房での仕事の経験しかないからでもあります。
パソコンにまともに触りだしたのも離婚して一人暮らしを始めてからだからです。
タッチタイピングなども当然できません。今でこそそこそこ見ずに文字の入力くらいはできますがスピードも遅いです。
年齢的にも34歳なので未経験から挑戦するのはかなり障壁が高くてリスクもあります。
人生は成り行きというの甘い言葉では全然なくて、周りの流れに身を任せるのではなくて自分で運命を切り開くように行動した場合に限るとは思います。
ただ絶対の確信がある場合にする行動というのは面白い結果を生みにくい気がするので、リスクをとってそこを実体験で検証中というわけです。
全ての行いは因果応報。
因果応報という言葉は昔は好きではなかったのですが、今では自分の座右の銘になっています。
過去の行動が今現在の自分に繋がっているように、全ての行いは大きく見れば繋がり合って作用しあっていると私は信じています。
誰しもが心の中に自分の人生は本当はこうありたいという理想を持っているはずです。
私はその理想と現実の自分との間があまりにも距離があると、到底到達できないような気がして現状維持に甘んじてしまうことも多くありました。
努力も特にせずにお酒ばかり飲んでなんとなく感じる日々の虚しさをごまかしていました。
もちろん頭ではしなければいけないことはなんとなく分かっていますが、いざ行動には移しません。
何故かというと自分の可能性に自分で蓋をして、向き合うべき現実から逃げるためです。
何も持っていないのに下手なプライドばかりが膨れ上がってしまい、身動きが取れなくなっていました。
何かを成し遂げようと思うと相応の代償は必ず必要でそれは楽なことではないのは身を持って実感しています。
でも同時に希望も確かに感じています。
サボったらサボった分だけ自分に返ってきますが、頑張ったら頑張った分だけ自分に返ってくるからです。
形あるものは残さない。
必要のないモノは買わない、置かないの話しの内容と大筋は同じなので、少し視点を変えてもう少し掘り下げて考えていこうと思います。
何故形のあるものを残さないのか?
そのポイントは3つ考えられると思います。
- 所有欲にはキリがない
- モノではなく経験に投資
- ストレスが減る
ですね。
所有欲にはキリがない
これはもう世の中の仕組み的な問題でもあるので、完全に質素な生活をせよというのも無理な話ですよね。
私自身も家具などはほとんど置いていないですが、今後仕事で使うであろうモノに対しては割と良いものを購入するようにはしています。
例えばプログラミングスクールでマイク機能付きのイヤホンが必要でした。
マイク機能付きのイヤホンとはいえ安いものだと数千円で購入できますが、あえて高性能のエアポッツプロを購入しました。
その理由としては同じくスクールの学習や今後の仕事で使用する為に購入したMacBook Airやアイフォンとの互換性が高い事、
ノイズキャンセラ機能がついているので学習の時に耳せん代わりに使用する事も可能、もちろん性能は折り紙つき、ワイヤレス
なので普段使いの時のストレスが激減するなどでした。
もちろん所有欲も満たされるのですが、それ以上にメリットが沢山あると感じて迷わず購入しました。
値段は安くはないですが、これに関しては本当にいい買い物をしました。
しかし反対にマイホームや車、ブランド物などは所有欲を刺激する割に一度購入してしまうとその時点である程度もう満たされてしまいます。
それと私自身が身の丈に見合わない家の購入や、そんなに乗らないのに無駄に大きな車の購入を通して痛感した事実としてすぐに慣れてしまってなんとも思わなくなってしまうという事実です。
人間は良くも悪くもすぐに慣れてしまう生き物なので、どんどん所有欲を満たしていく生き方は満たされることが無いので過去の自分を振り返ってもなんか虚しかったですね。
モノではなく経験に投資
自分が今までしたことのない経験に対してお金を使うのは本当に有効な自己投資だと思っています。
新しい事を経験するのは自分自身の価値観を更新することなので、考え方が変わったりそれが何かのきっかけとなって思わぬできごとに繋がることもあるのではないでしょうか?
価値観や視野を広げることは大きな目で見ると凄く自分にリターンが大きいように感じます。
私が仕事を辞めてエンジニアになろうと決意できたのは、離婚してから挑戦してみた色々な経験があるからなんです。
フルマラソンに挑戦して完走して自分の中に眠る諦めない根性に気づきました。
夢だった富士山のご来光も一人で挑戦し、高山病や予想外の寒さにやられてかなりギリギリの状態でした。
その状態で見た満点の星空、そして最高の天気の中で見れたご来光の美しさには本当に心が打たれました。
人と話すことが苦手だったけど挑戦したスキューバダイビングでは未知の水中の世界の魅力に圧倒されたんです。
他にも色々と初体験を経験して気づいたことは、世界はもっと面白いことで満ちているし自分にはもっと可能性が眠っているという事実でした。
この経験を通して得た変化はお金では決して買うことのできず、どんな高価なものよりも価値のあるものです。
ストレスが減る
最後はすごくシンプルですね。
余計なものがないということは普段気にするモノが減るということです。
モノが元々少ないから何が何処にあるかも把握しやすいですし、なによりも掃除がしやすいのが凄くいい。
どうしても色々なモノがあると掃除をするのが億劫になりますが、そもそもモノがないので思い立ったらすぐにササッとできちゃいます。
床面積の広さが収入に比例するという話もあるぐらいなので、質素な生活は収入とも密接に繋がっていると思います。
まとめ
人生の中から色々なモノを捨てていくとなんだか寂しくてつまらない生き方になっていしまいそうですよね。
でも無駄なモノを削ぎ落としていくことは重要なことで逆に人生が充実していく。
私も離婚をきっかけに考え方を変えて、ものよりも経験にお金や時間を投資して初めて少し理解でき始めたところです。
でも実体験として本当に共感できるところも多いので、今後も自分の生き方の核の部分はこの思考で貫いていくつもりです。
それでは今回はこのあたりで終わりにしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!